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歯周病

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歯周病とは

歯ぐきの炎症から始まって、少しずつ歯を支えている顎の骨と歯ぐきを溶かしてしまう「歯周病」は、日本人が歯を失う原因の第1位になっている病気です。
少し前まで、歯周病は歯槽膿漏(しそうのうろう)と呼ばれていたので歯ぐきから膿が出る病気だと思っている方も多いです。もちろん、歯ぐきから出血したり、歯ぐきが腫れたり、膿が出ることもありますが、これらは歯周病の症状の一つにすぎません。 歯を支えている骨が溶け、歯がグラグラになってしまうのが『歯周病』です。
歯周病は、自覚症状がほとんどないまま進行し、放っておくと歯が抜け落ち、知らないうちに悪化してしまう病気です。

さらに、歯周病が問題を引き起こすのはお口の中だけではありません。
近年では、歯周病菌が深刻な全身疾患を引き起こしたり悪化させたりする可能性が指摘されているのです。

歯周病と全身疾患の関係

歯周病菌は血管内で血栓をつくりやすい性質があり、心筋梗塞や脳梗塞、狭心症などを引き起こすリスクを高めます。また、歯周病菌が肺に入り込むと肺炎を引き起こします。糖尿病との関連性も深く、相互に症状を悪化させることがわかっています。妊娠中の女性はホルモンバランスの変化などから歯周病になりやすく、しかも早産や低体重児出産につながりやすいため注意する必要があります。

歯周病で歯を失うまで

歯周病の進行と症状

進行段階 症状
歯肉炎

歯ぐきに炎症が起こっている状態で、ブラッシングで出血した時は歯肉炎になっている可能性が高いです。
この段階であれば、正しくブラッシングをして歯の汚れを取り除くことで、ほとんどの場合は治すことができます。

◆歯と歯ぐきの隙間は2~3mmほど
軽度歯周炎

歯肉の色が赤く腫れてきて、歯磨きの時に歯肉から出血があります。痛みは伴いませんが、冷たい水がしみたり、口臭が出てきたりします。
この段階での治療法は、歯医者でプラーク(歯垢)や歯石をスケーリングなどで取り除き、正しいブラッシングを毎日することで改善できます。

◆歯と歯ぐきの隙間は3~5mmほど
中等度歯周炎

顎の骨が半分くらいに溶けてしまっているために、指や舌で歯を押すとグラグラします。歯ぐきの腫れ、出血などの炎症、歯が浮いている感覚などがあり、口臭がさらに強くなります。
この段階になると、軽度歯周炎の治療の他に、骨の状態の改善などいくつかの処置が必要になるため、その分治療期間は長くなります。

◆歯と歯ぐきの隙間は4~7mmほど
重度歯周炎

顎の骨が半分以上破壊され、歯がぐらぐらの状態となり、歯と歯ぐきの境目からは膿が出て、口臭は更にきつくなります。歯ぐきに隠れていた歯の根元が、歯ぐきの後退により歯の根が見えてきてしまうので、抜けてしまうこともあります。
このような状態になると、抜歯や外科手術が必要となる場合もあります。

◆歯と歯ぐきの隙間は6mm以上ほど

歯周病が進行してしまったら

歯周病の治療法

スケーリング

「スケーラー」と呼ばれる特殊器具を使って歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)に溜まったプラーク(歯垢)や歯石を除去します。当院は超音波スケーラーを使用し、超音波振動の力で歯石を粉砕し、水で洗い流して除去します。
治療後は歯の表面をルートプレーニングという器具を使ってツルツルに仕上げます。歯周病の初期段階であれば、この治療で症状が改善されます。

 
フラップオペレーション

歯槽骨の破壊が大きく、歯周ポケットが深いような箇所はスケーリングだけでは歯石を取り除く事が不可能です。このような場合は、歯肉を外側に開いて歯根を露出させ細かい部分まで歯石を取り除きます。
歯茎を切開して骨から剥離させ、直視下で歯石や感染しきった歯茎を取り除き、残った健康な部分を縫い合わせます。

 
GTR法(再生療法)

溶かされた顎の骨と歯ぐきを修復させる外科手術です。歯ぐきを切開して感染源を除去後、歯周病で骨が失われた部位に人工膜を入れ、歯周組織の再生を促します。

 
エムドゲイン法(再生療法)

溶かされた顎の骨と歯ぐきを修復させる外科手術です。エムドゲイン法では、歯周病で骨が失われた部位にエムドゲインという薬剤(歯が作られる際に分泌されるたんぱく質)を入れ、再生を促します。

 
PDT(光殺菌)

PDTは光殺菌による治療法で、歯周ポケット内にバイオジェルを注入し、レーザーを照射して歯周病菌を死滅させます。痛みや術後の腫れが気になる方にはオススメです。

 
3DS(除菌治療)

3DS療法とは、「Dental Drug Delivery System」の略で、虫歯や歯周病のリスクが高い人に大変効果的な虫歯菌や歯周病菌の除菌を行なう最新の予防方法です。 殺菌消毒薬を入れるためのマウスピースを作製し、殺菌消毒薬を効率的に歯面に作用させることできます。

 
PRP法

患者様ご本人から採取した血液中に含まれる、骨の増大や歯肉の治癒を促進する物質(PRP)を抽出し、歯周組織の再生を促進する手法です。歯周病治療に応用することで、術後の経過が良好になり、治癒期間が短縮されます。また、患者様ご自身の血液の成分を使用するため、安全性と信頼性に高い効果的な治療法といえます。

歯周病から歯を守るために


現在では歯周病は、予防ができ治療も可能です。
大切なのは予防、診断、治療、メンテナンスです。
まず、歯周病の原因はプラーク(歯垢)ですから、それをためない、増やさないことが基本です。

そして、歯科医院で定期的な健診を受けることをオススメします。

Step

歯科医院で歯周病の検査をしてもらう

自分で歯周病かどうかを気づくのは非常に難しいです。
ほとんどの患者様は、現実の状態よりも軽く認識している事が多いです。

もし以下の事に当てはまれば近いうちに歯周病の検査を受けてください。

  • 歯磨きしている時に歯ぐきから血が出る
  • 歯の間に食べ物がよくつまるようになった
  • 固いものを咬むときに痛みを感じる
  • 口臭がある気がする
  • 歯ぐきが腫れている
  • 歯ぐきに赤みがある。(正常はピンク色に近い)
  • 口の中がネバネバしている
  • 歯ぐきがムズムズする
  • グラグラしている歯がある
  • 歯科医院に2年以上行ってない

歯周病は軽度の時に治療すれば問題ありませんが、中等度や重度になると、治療をしてもその後の歯の寿命は短くなってしまいます。
まずは歯周病検査を受ける事がとても重要です。

Step
2

ブラッシング指導を受ける

ブラッシングは、虫歯と歯周病の原因となる歯垢(プラ-ク)を除去し、歯茎にも適度な刺激を加えることが目的であり、虫歯と歯周病の予防や治療に最大の効果を発揮するものです。
もちろん、毎日歯磨きをされていると思いますが、歯ブラシですべての汚れが取れている訳ではありません。
歯周病になるという事は、少なからず歯磨きの仕方に問題がある事が多いです。
また歯磨きは、人それぞれ癖があるので汚れを取り残している場所は、毎回同じ場所なのでそこから歯周病が進行します。まずは、ご自身の歯磨き方法を見直すことが大切です。

Step
3

歯周病の治療を受ける

検査で歯周病と診断された場合は、しっかりと歯周病の治療を受けて下さい。

治療としては、

  • 歯石などを取り除く治療
  • かみ合わせの調整をする治療
  • 合っていないかぶせ物を治す治療
  • 膿んだ歯ぐきを取り除く治療

などがあります。
患者様の状態によって治療の内容は異なるものなので、どの治療が必要かは歯周病の検査後にお伝えします。

Step
4

定期的な予防治療を受ける

歯周病の治療を受けるのは大切ですが、その後は再度悪化しない為に定期的に歯周病にならない様に予防治療を受ける事が大切です。

理由は、歯周病は生活習慣病であり、治っても再度歯周病になってしまう事がほとんどだからです。
歯周病から歯を守るには、治すだけの治療だけではなくこれ以上、残っている骨を失わない為に予防の治療を受ける事が大切です。

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