誰しも口の中の匂いはありますが、会話をする距離であれば、匂いを感じることはほとんどありません。
口臭とは、自分の顔から30cm以内にいる人に不快感を与えてしまうことを指し、他人がどう感じるかで判断します。
自分では気づきにくいので、治療も難しくなってきます。
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誰しも口の中の匂いはありますが、会話をする距離であれば、匂いを感じることはほとんどありません。
口臭とは、自分の顔から30cm以内にいる人に不快感を与えてしまうことを指し、他人がどう感じるかで判断します。
自分では気づきにくいので、治療も難しくなってきます。
唾液や口に残った食べ物のかすに含まれるタンパク質は、口の中の細菌に分解され発酵します。この時に発生する「メチルメルカプタン」「硫化水素」「ジメチルスルフィド」などのガスが口臭の原因となっています。
口の中の病気が口臭の原因となる場合もあります。血や膿が出る歯周病、食べかすが詰まりやすくなる虫歯、舌が白くなる程の舌苔、唾液の分泌量が減少するドライマウスなども口臭の原因です。また、内臓疾患による口臭は、内臓が代謝したものが血液中に溶け、呼気と共に排出されることが原因です。
臓器が悪くて起こる口臭は、臓器から排出された代謝産物が血液中に溶け込み、呼吸によって排出されることによって起こります。
このほか、高熱が出たとき、鼻炎にかかったときなど、口で息をするために唾液が渇いてしまい、一時的に口臭がきつくなることがあります。
その他、慢性胃炎や胃のただれ(臭いゲップが出ることが多い)、気管支カタルなど呼吸器系の病気、蓄膿症、慢性扁桃炎、アデノイドなど耳鼻咽喉科系の病気(口だけでなく、鼻からの息も臭う)、糖尿病(甘酸っぱい臭い)、肝臓病、腎不全、白血病、癌なども口臭を伴うことがある病気です。
歯科医院で行う口臭の治療は口腔内の環境を整えることにあります。
口臭の治療は、問診とカウンセリング、口臭測定器での検査、唾液検査、舌の検査などをおこなったのち、PMTCなどで口の中を清潔な環境にしていきます。
口の中を清潔に保つことは口臭の予防につながります。歯ブラシや歯間ブラシ、舌ブラシを使い分け、入れ歯などの義歯は専用の洗剤などで洗いましょう。規則正しい生活と栄養を考えた食事を心がけ、定期的にセルフチェックをおこなうことも大切です。また、歯科医院で歯の磨き方などの指導を受け、定期的に検診を受けるようにしてください。歯周病や虫歯を早期治療することも口臭予防につながります。
口臭は日常生活から予防ができます。また、歯科医院などで定期的に健診をすることも口臭だけでなくお口の中の健康にもつながります。