院長ブログ
「毎日歯磨きをしていますか?」と聞かれると、多くの人がYesと答えるでしょう。
では、「舌のケア」はどうでしょうか。
今回は、舌のケアが口臭予防や健康にどれほど重要かについてお話ししましょう。
舌のケアが必要な理由は、歯磨きの効果を高めるためです。
舌の表面には微細な凹凸があり、舌苔と呼ばれる細菌のかたまりが付着しています。
歯を磨いても舌に細菌が残っていると、再び歯に細菌が付着する可能性があります。
さらに、舌苔は口臭の原因になるだけでなく、誤嚥性肺炎や感染症のリスクも高めます。
では、舌のケアはどうすればよいのでしょうか?
まずは「舌クリーナー」を使って舌を磨くことです。
舌はデリケートな部位なので、力を入れて磨くと傷つけてしまう可能性があります。専用のツールを使い、優しく舌を擦りましょう。
また、こまめな水分補給も重要です。
渇いた口内は、細菌が非常に繁殖しやすくなります。
こまめに水を飲んだりうがいをしたりして、口の中を潤しておくことが大切です。
これらの簡単なケアを取り入れることで、口内環境をより健康な状態に保つことができます。
歯磨きだけでは口臭や口内環境の問題が解決しない場合は、舌のケアにも注目してみてください。
2024-02-05 15:32:53
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ご存知の通り、お口の健康には毎日のケアがとっても大切ですね。
口腔ケアを効果的に行うためには、使う道具にも気を使っていきたいものです。
今回は、口腔ケアのツールをご紹介します。
まずは基本中の基本、「歯ブラシ」です。
お口の中は人それぞれ状態が異なります。
歯ブラシの形状も各メーカーで様々なものを出しているので、ぜひご自身に合った歯ブラシを探してみましょう。
歯ブラシだけでは取りきれない汚れには、「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」を使用しましょう。
歯と歯の間や、歯と歯ぐきの境界など、見落としがちな隙間に入り込んでくれます。
これらも毎回使用することが推奨されていますが、それほど時間を取るのが難しい場合は、就寝前のケアで使用し、1日の汚れを取り除いてください。
口内の殺菌を減らし口臭を予防するには、「うがい薬」や「マウスウォッシュ」も良いでしょう。
しかし、過剰に使用したり、マウスウォッシュだけに頼ったりするのはNGです。
あくまでも歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシの補助的な役割として、適度に併用するのが大切です。
口内環境をより良くするには、舌みがきも効果的です。
舌みがきは磨き方を誤ると舌を傷つけてしまうため、「舌クリーナー」を使用し正しく磨きましょう。
このように、口腔ケアのツールには様々なものがあります。
各ツールは大きさや形、柔らかさなど様々なものがありますので、ご自身のお口の状態に合わせて選びましょう。
何を使ったら良いか迷う場合は、ぜひ医院のスタッフに相談してみてくださいね。
2024-01-09 14:57:05
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歯の健康は、全身の健康にも深く関連しています。
口腔ケアを怠ると、歯周病やむし歯などの歯のトラブルだけでなく、全身にさまざまな健康リスクが生じる可能性があります。
今回は、歯の健康と全身の健康の関連性についてのお話です。
歯周病は、歯茎や歯を支える組織の慢性的な炎症です。
歯周病が進行すると、細菌が血液を介して全身に広がり、心臓病、糖尿病などの全身の慢性疾患のリスクが高まります。
歯周病が関節リウマチの発症や進行に影響を与える可能性もあります。
また、歯周病が進行すると、口内からの細菌が呼吸器に到達し、肺炎や慢性阻塞性肺疾患(COPD)などのリスクが高まることがあります。
妊娠中の歯周病は、早産や低体重児のリスクを増加させる可能性があります。
さらには、歯茎の炎症は、全身の炎症反応を引き起こすことがあります。
特に慢性的な炎症は、心臓病や動脈硬化などの血管系の問題を引き起こす可能性があります。
このようなことからもわかるように、歯の健康は、全身の健康にも深く関連しています。
歯のブラッシングやフロス使用などの基本的な口腔ケアで口内環境を良好な状態に保ちましょう。
定期的な歯科検診で口内健康をチェックすることが、全身の健康を維持する上で重要です。
2023-12-06 11:10:06
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身体の基礎を作る子供時代に、ご飯を美味しくたくさん食べ、充分な栄養吸収をするために歯の健康は欠かせません。
歯は発音と言語の発達にも影響を与えることがあります。
ケアをして綺麗で健康な歯であれば、笑顔に自信を持てるということもあるでしょう。
何より、子供の頃からしっかり予防的なケアを怠らなければ、大人になってからも歯の健康に問題を抱えることなく、治療費を抑えることもできます。
しかし、そこまで将来のことを想像できない子供に、歯磨きの重要性を伝えるのは簡単なことではありません。
親ができることは、早い段階から正しい歯磨きの方法を教え、定期的にチェックをしてあげることです。
また、毎日楽しんで歯磨きができるように、歯ブラシや歯磨き粉などの道具を子供の喜ぶキャラクターのものにしてみるなど、子供が楽しんでできる工夫も必要です。
歯の健康は、口内の健康だけでなく、将来の全身の健康に関わってきます。
子供の頃からのケアが不可欠です。
それには、親の積極的なサポートと指導が必要なのです。
親と子供が協力して、将来の健康と笑顔を保つために努力しましょう。
2023-11-14 13:54:01
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知覚過敏は、歯の表面にあるエナメル質や象牙質がダメージを受け、
外部刺激に対して過敏に反応する状態です。
冷たい飲み物やアイスクリーム、熱い飲み物、甘い食べ物、歯磨きなどの刺激に対して、
鋭い痛みや不快感を感じることがあります。
原因は、過度な歯磨きや歯ぎしり、
歯周病による歯茎の後退や歯根の露出などが考えられます。
頻繁な酸性食品や飲料の摂取はエナメル質を侵食し、
知覚過敏を悪化させることがあります。
知覚過敏を軽減するためには、柔らかい歯ブラシを使用し、
過度な力をかけない正しい歯みがきの方法を実践しましょう。
酸性食品や飲料を制限し、歯の健康に良い食事を摂ることも大切です。
また、歯科医師が処方する特殊な歯磨き粉を使用することで、
知覚過敏を軽減することもできます。
重度の知覚過敏の場合、歯科医師の治療が必要なこともあります。
これは知覚過敏かな?と思ったら、早めに歯科医師に相談し、適切な治療方法を見つけましょう。
2023-10-06 09:32:30
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歯科クリニックでおこなう「歯石取り」。
なぜする必要があるのでしょうか?
歯石は、食べかすや細菌が歯に付着して硬くなったもので、
歯ブラシやフロスでは十分に除去できません。
歯石が蓄積すると、歯茎の炎症や出血、歯周病のリスクが高まります。
また、歯石は細菌の巣となり、虫歯の原因にもなるのです。
その歯石を除去する歯科処置が歯石取りです。
歯科医師は超音波スケーラーと呼ばれる特殊な器具を使って歯石を取り除きます。
この器具は振動して歯石を砕き、水を噴射しながらクリーニングを行います。
痛みはほとんどありません。
歯科医師は場合によっては手作業で歯石を取り除くこともあります。
この際、細かい歯石や歯垢を丁寧に取り除きます。
歯石を取り除いた後、歯を磨いて滑らかに仕上げます。
これにより、新たな歯石の付着を防ぎます。
歯石取りは一般的に半年に一度以上受けることが勧められています。
しかし、歯の状態によっては頻度が異なることもあります。
まずは歯科医師に相談しながら、あなたの歯の健康を守りましょう。
2023-09-06 10:53:22
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赤ちゃんに歯が生え始めて普通の食事を始める頃、気になるのは虫歯のリスクですよね。
実際、1歳半から2歳半になる頃には、すでにお口の中には虫歯菌がいると言われているのです。
子どものお口の中の虫歯菌の多くは、ご家族から感染しています。
お母さんは妊娠中や産後のホルモンバランスが崩れ、口内環境もよくない場合があります。また、妊娠中は体調が安定せず、さらに産後は子育てに大忙しでお母さんは歯科医院に通う余裕がない場合も多いのではないでしょうか。
お母さんと子どもの生活は常に密接しており、気をつけていてもそこから感染してしまうパターンが多いのです。
もし、生えてきた乳歯が虫歯になってしまった場合、どうせ抜ける歯だからといって放っておいてはいけません。
乳歯が抜けるのは、ちゃんと顎が成長して永久歯が生える準備ができてからでなければならないのです。
土台となる顎ができる前に乳歯が抜けてしまうと、永久歯の歯並びが悪くなったりと将来の口内にも影響があるのです。
子どもの歯を大切にすることは、その子どもの一生の健康を守ることにつながります。
幼いうちは自身でケアやチェックすることは難しいので、ご家族みんなで気をつけていきたいものですね。
2023-05-24 09:22:58
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誰でも白く美しい歯には憧れを抱きますが、白い歯を維持することは容易ではありません。
例えば、日常の歯磨きが不十分な場合、歯垢の色素が歯に付着してしまいます。
特に、コーヒーや紅茶、ワインをよく飲んだり、タバコを吸っている場合は注意が必要です。
これらに含まれるカフェイン、ニコチン、タールなどの成分が歯の着色汚れ(ステイン)の原因となるためです。
また、年齢を重ねると、歯が黄ばんでしまうことがあります。
年齢とともに、歯のエナメル質が薄くなり、黄ばみが目立つようになるのです。
白い歯を保つためには、何よりも歯磨きが大切です。
コーヒーやワイン、タバコなどを摂取した後は、特に歯磨きをしっかり行い、色素の堆積を防ぎましょう。
もし歯が黄ばんでしまった場合は、歯科医院での専用の薬剤を使って歯の表面を漂白するホワイトニングがおすすめです。
ただし、過剰なホワイトニングは歯を痛める原因となりますし、歯や歯肉の状態によっては施術できない場合がありますので、必ず歯科医師に相談しましょう。 白い歯は素敵な笑顔を演出し、自信にもつながります。
適切なケアを怠らず、いつまでも美しい歯を保ちたいものです。
2023-04-28 19:44:47
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自身の歯はいつまでも大切にしたいものですが、事故や疾患のためにやむを得ず歯を失ってしまうこともあります。
そんな時、自身の歯に代わって役割を果たしてくれるのが、義歯(入れ歯)です。
義歯は、「保険義歯」と「自費義歯」の2種類に大別されます。
治療費が比較的安価で、患者の金銭的負担が少ないのは「保険義歯」です。
しかし保険義歯は、材料がレジン(プラスチック樹脂)に制限され、部分入れ歯のバネ部分には安価で強度のある金属が使われることがあります。
一方「自費義歯」は費用が高額になりますが、インプラント義歯やアタッチメント義歯など、種類を選ぶことができます。
また、部分入れ歯のバネについても、金属からナイロンなどの素材に変更することが可能です。
本来義歯は高度な技術を必要とされるものですが、保険義歯では時間と素材に制限があるため、精度が低くなってしまい、外れやすかったり噛みにくかったりすることがあります。
自費義歯なら素材を厳選し時間をかけて一人ひとりの口腔内にあった入れ歯の制作できるため、精度が高く、長持ちする入れ歯が制作できます。
自費義歯でも、素材選びを適切に行えば費用を抑えられることがあります。
また、口腔内の状態や疾患などにより保険で負担額が軽減されることもあるため、相談して適切な治療方法を選択しましょう。
2023-03-31 19:03:13
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私たち人間の健康にとって、 「噛む」という行為はとても重要です。
そして様々な影響を身体全体に引き起こします。 実際にはどんな効果があるのか、 見ていきましょう。
よく「噛む」ことは、 胃腸の働きを促進します。
消化酵素の分泌が増加するのです。
細かく噛み砕くことで、 胃腸の負担を軽減することもできます。
また、よく噛むことで唾液の分泌が増え、 抗菌作用により口内の清浄効果が高まり、 虫歯や歯周病、口臭の予防にもなります。
さらに、唾液に含まれる酵素には 食品中の発がん性物質を抑制する効果があるとも言われています。
ゆっくり噛むことで満腹中枢が刺激され、 食べ過ぎを防止することもできます。
噛むことは、脳への血流を増加させ、 脳が元気になり、老化を防止するとも言われています。
さらに、全身の神経を刺激するので、 活力がみなぎり、運動能力が向上します。
よく噛むことで、じっくり味わうことができ、 味覚も発達させます。
2023-02-27 19:00:31
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